日報

あるいは遺書

りゅう

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

広がる感覚 季節を 見たら 海亀の産卵 片頭痛 車輪が廻る 普通の人になる 命の中で 命に抱かれて 小さな嘘を 浜辺で拾う 音楽の鳴る方へ また会いたい 丁寧に折りたたんだ手紙 言葉を使っている 白い水たまり こんな風に 知らなかったこと 今はやりたいこと…

5/29

11時頃起床。昨日の夜から思考が負のループに入っており、目覚めた瞬間にもう二度と目覚めたくないと思い目を閉じたまま固まるも目は覚めたまま。腰も痛いし、仕方なく起きる。あまり覚えていないけど、また誰かにキレ散らかす夢を見た気がする。奈緒はまだ…

現実の膜

できれば 石のように硬く あれは何だったろう 虫のように入り込む 逆さまであることがわからない そっと息する 小さな沈黙 草を触る 身体の奥が揺さぶられる 新しい別れ 水が蒸気になるように 交差点で待ち合わせ 白い森 あなたはどこ? 物語が紡がれていく …

曲作った

soundcloud.com

曲作った

soundcloud.com

増殖

拾い集める 森の中に住む 美しいもの おかえりなさい 暗くて怖い 砂、熊、歌 小さな体 生化学システムは嘘をつく 蓋を開けてはいけない 頭の中に川が流れる うまく眠れない ほらね 試しては失敗する そうやって増殖する 匂いに過敏になる ざらざらしている …

春の迷子

袖が汚れる 蕾のまま 雷雨の帰り道 薄暗い階段を上って 揺らめく旗 幼虫のまま 今度はもう少し高く飛ぶ 子宮の中の空と思う 縄がほどける 澄んでいる 気持ちの悪い朝 何度も今日のやり直し 車輪が廻る 荷物を運ぶ 図形を描く どこかで見たことがある 意味の…

ゆうひ

木漏れ日に触る さらさらと音を立てる 息をするから 壊れる前に 0に戻る前に 踏み出したら 5歳の笑顔で あなたの中のあなた 一つ、二つ、みっつ 大切なまま 伝えられなかった 過ぎていく カーブミラーの虚像が 電線の振動が 心地いいと思う 耳鳴りを押さえて…

天国に近い色 絡まる 答え合わせをして 眠る 意識を包み込む 季節のような感情 大切にしていたい 精一杯後悔をしたい 0に近づく 墓石に頬を寄せる 叫んでいる ここにいたくない 懐かしい匂い 水の流れる音 傷ついてとぼとぼ帰る 夕日の中に入る おかえりなさ…

2021/5/1記録

8:00起きる。晴れ。コーヒーを淹れ洗濯機を回す。ウェザーニュースちょっと見る、担当はゆかりん。番組表を見てムーンの担当はさやっちということを知り、夜は早く帰ってこいと言われている気分になる。洗濯機がピーと鳴る頃には奈緒が起き出し、ハチドリに…

宇宙の片隅

白い画面を見る 時間を消費する 水の流れる音 まだねむい 幼稚園の頃から うつくしい花 散らかった部屋 それぞれに重さがあって 日曜日の朝 老いた身体 労うように 祝祭の気配 友だちになりたい 鳥が飛んでいく方へ リボンを結んで 寂しいままで ねじを弛め…

静かな 雨が降り出す 流れるままにして その動きの中で掴む 表情を動かす 触ってほしいから 形が知りたいから 猫を追いかける 階段を下りて踏切を渡る ふと振り返る 誰もいない 行数だけが増えて 他には何もない 失いたくない 音楽を聴いている それはどこか…

暮らし

消えない 機械のうなり声 魂の居場所を探して 降る 2階から手を振る いってらっしゃい 鏡のように 巡っていく 身体であること 少しよろめく 太陽が照る 後悔はしない さっさと片づけて 編む 大切な日が遠ざかっていくということを 傘をさす ごめんねと不意に…

呼吸のように

祈るように 触れたかった おいで 静かに 壊れていくだけ 水の流れるように 羽根をひろげる 見たことない歌 復元する力 立っている 時間が行く 温度を重ねて 今いる意味 殻を捨てて 右と左 宇宙の法則 どう思う? 朽ちた標識 汚れた鏡 開く手紙 朝と夜 交われ…

記憶の風景

泳ぐ 考える 誰でもない このままで おいしい つめたい 触れては溶ける 花びらが散る 待ってる チャイムの音 みんななつかしい またおいで 抱きしめたい 土埃舞う 風景を過ぎ去る 手を離す そしたらもう二度と 青い その底にいて かゆい 壊したかったの? 夕…

旅路の果て

匂い 何か 春が来る 透明なまま 底に いつしか 記憶がほしい 小さな沈黙 あなたはだれ 僅かな振動が 何かに似ていた 通り過ぎるだけ 一緒に 目を閉じて目を開ける もう一度 いつも何度でも 旅路の果て 理由がいらなくなる そのまま固まる 浮かんでいる 怒っ…