日報

もしくは

りゅう

降り注ぐもの

揺らぐ 鳥のように 太陽の真下 もうどこにも帰れない 命の波動 水たまりに映る街 記憶を模写する どこまで行っても同じ景色 ここから出られない 砂の街 冷たい夢 月が追いかけてくる 家族を亡くした女の子 諦めて終わる 雨が降って バランスを欠いて 何度も…

隔てて

できるだろうか 震えない 勝つまでやめない 祠が広がる 手のひらの風 平気なふりをしながら 平行四辺形 感覚を超える力 時間が満ちる あなたがいた周波数 声にならない声も鼓膜が拾う さあ、行こう 旅の始まりと終わり 国境を超えて 身体と身体を隔てて 雨粒…

じっとしている 季節の入り江 残された人の気持ち 情景が頭に浮かぶ 何か言わなきゃな 背後から忍び寄る雨 音もなく、大人しく 滑り台の上で月を見る 勘違い ちゃんと死にたい うろうろしている お腹が減っている 喜びを感じた時のこと 生々しい時間がまだ血…

白く鋭い風

世界はいなくなった 珈琲の香りが残る 青い空と大地の境目で 波と波のもつれ合う声 一つの感情が膨らんでいく きっといつか何かをやるだろう 良い気も悪い気も全て使って 分かれた枝の先 神さまにでもなったつもりで そっと撫でている 小さな歩幅 水を掬う …

他人の戦争

朝、カーテンを開ける 路地に熱気球が膨らむ 間違ったことを言っても 自分に嘘をついてでも ただただ何かをやりたいと思う 分厚い本 トンネルの向こうがわ 小さな人と話す ちょっと待って 何もかも中途半端 背を向ける 自由になりたいと思う 煙草の吸殻 かつ…

交わる

青く光るスピカ 道が交わる 呼吸のように 目に映るもの、そのもっと奥 輪郭を撫ぜて 友だちになりたい 木の葉が舞う 太陽の座標 記憶の果て 貝殻を落とした 空高く舞い上がっていく 昨日の光 進み続ける 終わり続ける 邂逅と別離 引き寄せるものとその反対 …

二本足の動物

深い青 あちこち指し示す 皮膚の名残 記憶の衝突 今の今の今が優しい 沈黙の祠で 遠くの雨の音を聴いた気がした ふと浮かんだ物語 対になるもの同士 きっとそれがわかる 新しい今日の風 不完全な温もり 小さな手 崩れ落ちる街 終わりから始まり あの坂を昇れ…

繰り返す今

時間が来る あなたは車に乗って 夜の煌めき カーテンを開ける 皮膚が深呼吸する 地球が誕生してから今まで ただそれだけ 空が移ろう さっき見た夢の欠片 壁の染みすら自分の一部のように感じる あなたの考えていることが何となく分かるような気がする 空気の…

弱い色彩

好きな声 木立の揺らぎ 渦を巻いて 吸い込まれて落ちて 何もなかったように笑う 空を見上げて 騙されていたい 避けられない 傷痕を優しく撫でるように そのためにここにいる 画用紙いっぱいのたくさんの生き物 好きだけど好きじゃない アイスクリーム食べた…

色彩が混ざる

音楽を流して 小さな夢 積乱雲 諦めたように項垂れる シャボン玉 昔から得意だった 胸の中の炎 どうしてここに来たの? 交信する 電磁パルス 景色が滲んで 影が揺れている 喜び、怒り ごめんなさい 最後くらいちゃんとしたい どんな風に笑うの? 太陽が通り…

空を飛ぶ 大地を駆ける 不自由なまま 何度も確かめる 手のひらの感覚 誰かが呼ぶ 生活が続く 光が射し影が伸びる とてつもなく大きな力 帰る場所なんてない 木立のざわめき 季節を塗り替えていく 天使のように 家族がほしい 強固な鎖 体がばらばらになる 魔…

日記

目を見れない 空気が湿っている 地球の重力に精神をやられる 人なのに人を恐がる どれほど遠くまで来ても同じ 分岐点はもうない 前も後ろもなく移動し続けるだけ 今日も水を飲んだ 星のようになりたい 跪き祈る姿 真っ白になりたい 焼き尽くして もう何も残…

消滅

避けられないこと 友だち 自分が嫌いだし死にたい 影が違う方向を向く 渦の中心に手を伸ばす 目を開けていられない 最後の言葉 行かなくちゃ 他の人になりたい 細胞の結合が弱まる 高いところから飛び降りる スピード 撤回したい 鍵盤を押していく 音楽が聴…

気配

祭壇に手を合わせる 頬を寄せる 熱で膨らむ 急にわからなくなる 前も後ろもなく 大切なものは何 宇宙に放り出される 命の夕べ 運命を呪っても 終わらない 旅を続ける 泣き喚いて 欲しいものは何 次のページに進む 避けようもないこと 途方もなく連なる 遺伝…

絵本の続き

夕方 電話ボックス バッタが死んでいる 傷ついた心で 見間違える 重さを確かめる 昨日の恐怖 大人に慣れない 水玉模様 蝉が鳴いている 今日の風 アイス食べたい どこか遠くへ 行ってらっしゃい 音が聞こえない 遠心力が働く 苦しいくらいに ほどけていく 沈…

魔法使い

急に切なくなって 明後日の方向を見ている 壁が雨に濡れる トンネルの奥深く 鳥が逃げる 影が横切る 会釈 橙色の街灯 ここにいてはいけない 空も大地も全部抱きしめる 吐いた痕 響きが好き 誰かが呼ぶ 身体中の感覚を使う 本を読む ゆっくりと終わりに近づく…

雨の夢

歩くだけ 雨の夢 輪っかになる小さな 折り重なる フラクタル こわい? 誰にも会いたくない 悲しみが横切る 海の近く 今日何曜日だっけ 星が落ちる 魂のレンズ越しに 浮ついた炭酸が飲みたい 小さな小屋で余生を終える 編み物とかをして 目の裏のぐるぐるする…

愛の源

抱いている 赤ちゃん 冷たい雨 信号機の点滅 影が浮かんでは消える 経年劣化 あの時の染み 分からないから知りたい まだ足りない 愛の源を探る 前足と後ろ足 駆けていく 木の葉が舞う 寄せては返す 命が足りない 群れからはぐれた子ども 真っすぐな瞳で 憎ん…

知りたい

白く霞む まだ発声されない言葉 氷に閉ざされる 虹を見つける 生活の残骸を組み立てて また始める また終わらせる 音楽 因果関係 肌に纏わりつく 夏の波 屋上に昇って 毎日そうしてる 月の欠けた部分 輝いている 溢れている 全力で走る 裸足で追いかける た…

心の影

過ぎ去る 笑顔 お花畑で両手を広げる 聞いたこともない鳥の声 さあ、出発する 生命を維持する 電線が風に揺れる 白い景色 わからないことが多くある 回転するオブジェクト 橙色の煌めき ただ誰もいないところに行きたかった 命が命に群がる 輪のように続く …

調和 会いたかった人 光の行列 山脈が白く霞む 二本足の連続 ひらがなで行く 土埃 丸くなる 大切な家族 自由の奴隷 病院の白 今日を生き抜く 欲しいものがなくなる 誰かになりたかった 断りづらい誘い にこにこする 誰とも上手くいかない 移動していく まだ…

自由

膨らんでは弾ける 呼吸 影の濃淡 だんだん集まる 子どもが駆けていく 瞳の奥 雲が晴れていく ねえ、呼ぶ 全てが全てであるために 一歩ずつ鍵盤を押していく 今日から明日へ、明日から昨日へ 飛び回る 自由に 空気の抵抗 光の屈折 まだ足りない こんなものじ…

結び目

午後が過ぎる 眠ったり起きたりして か弱い台風 灯火を渡す 終わりも始まりも 彼方からの旅人 木漏れ日は揺れ動く 道が続いている 何かを示唆するように 驚き 声 自分が自分であるということ 魂の重さ 限りない 冷たくて温かい 自然と輪になる ランダムな数…

何度も

回転に酔う 立ち止まってしゃがむ 乱反射する結晶 弱い力 窓を打つ雨粒 命のぬくみ 何も考えたくない 季節の到来 気持ちいい 教えてください ぽつぽつと まだ時間がある 夕日を眺めていたい 阻まれる 最初の声 ほどく 関係がある 本能的に覆う 間違ってない …

ここから一番遠い場所

枝分かれしていく 友だちの記憶 水面が脈打つ 窓を開けなきゃ 空が近い 手のひらからさらさらと 光り 季節の始まり 冷たい色のプリズム 浸透していく 終わりのない螺旋階段 勝手に生きて勝手に死ぬ 息をして服を着て 魂の振動 耳鳴りのずっと奥 会いに来て …

木霊

呼吸が続く 考える前に 様々な電子機器 光を遮断して 光を創り出す 聖書のように その物語を誰かに伝えたかった 大丈夫、怖がらなくても 死はやって来るし痛みは避けられない 気持ちよくしてあげる そして去っていく 右も左もなくただそのものであるだけ 扉…

地面の匂い

思い出して 最小単位の振動 電話するから 季節が皮膚を包み込む 届かない 水面の揺らめき 取るに足らない記憶 何のために生まれて何をして喜ぶ 安心感 望んだから 間違えたまま進む 初めて自転車に乗れた日は とてもよく晴れた日で 新しくなる度に 自分が元…

日々

新しい海 風の響き渡る音 連鎖的に生まれては消える 呼吸を深くして 手紙、届いたよ さっと染み渡る 深い青 見に行こう 鼻歌 透明な殻の内側で 鼓膜は静かに震えている 今なら分かる気がする 落ちそうになりながら 危なっかしく揺れ動く 小さな塊 右手を動か…

深海

星の内部 力が釣り合う 振動として表現される 今日と明日の間 このまま わからない 生活が続く 積み上げた歌 届くように バベルの塔 小石を蹴って歩く 帰る 夕方 ある一つの景色が邪魔する 捕食 抱きしめた温もり 存在しない 思う 駆ける、掛け合わせる 街に…

かつて呼吸があった場所

祈りの終わり 横たわっている自分の体 呼吸もせず止まっている それを恐ろしいと感じる理由ももうない 真っ青な絵の具で塗りつぶされた空 海中に沈んでいくように 誰も知らない記憶 手のひらを重ね合わせて 一緒にほどいていこう もう帰りたい また会いたい …