日報

あるいは遺書

りゅう

呼吸のように

祈るように


触れたかった


おいで


静かに


壊れていくだけ


水の流れるように


羽根をひろげる


見たことない歌


復元する力


立っている


時間が行く


温度を重ねて


今いる意味


殻を捨てて


右と左


宇宙の法則


どう思う?


朽ちた標識


汚れた鏡


開く手紙


朝と夜


交わればその反動で離れる


そっと毛布をかける


涙を拭って


お茶をどうぞ


気持ちいい


平気なふり


ほどけてもいいよ


与えあう


波のように、光のように


感じる、触る


行ったり来たり


呼吸のように