2021-05-05 暮らし 消えない 機械のうなり声 魂の居場所を探して 降る 2階から手を振る いってらっしゃい 鏡のように 巡っていく 身体であること 少しよろめく 太陽が照る 後悔はしない さっさと片づけて 編む 大切な日が遠ざかっていくということを 傘をさす ごめんねと不意に言う どうして? 祈らずにはいられない 鍵盤を順番に押していくように ささやかな暮らしが染みこんで 揺れるの? 今が今であるという あなたは迷っている 街の灯りがさみしい ただじっと待っている そんなのはおかしい? 空白を埋めるようにして 今を切り取る 遠くまで行きたい