日報

あるいは遺書

りゅう

暮らし

消えない


機械のうなり声


魂の居場所を探して


降る


2階から手を振る


いってらっしゃい


鏡のように


巡っていく


身体であること


少しよろめく


太陽が照る


後悔はしない


さっさと片づけて


編む


大切な日が遠ざかっていくということを


傘をさす


ごめんねと不意に言う


どうして?


祈らずにはいられない


鍵盤を順番に押していくように


ささやかな暮らしが染みこんで


揺れるの?


今が今であるという


あなたは迷っている


街の灯りがさみしい


ただじっと待っている


そんなのはおかしい?


空白を埋めるようにして


今を切り取る


遠くまで行きたい