日報

あるいは遺書

りゅう

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

花を凝視すると花じゃなくなっていく

素敵な物語を創作し続ける夜の騎士たちが立ち止まった光と光のブレが一定になる0磁場、愛がにゅっと産み出される、にゅっと。破壊と光は一体なんだ、そのことをどんなメタファーも介さずに、マジで直接関知していた。だけどあまりにも小さくて速すぎる、そし…

何らかの曼荼羅

揺れる窓カタカタ、うんこを食う君は、目を真っ赤にして、どこかに繋がっている涙をマーキングしながら歩く、そして一秒と一秒のわずかにあいた隙間から異次元に侵入、その懐かしくて新しい匂いを全力で嗅いで、今まで自分が辿ってきた時間の集積を曖昧にす…

東京について真面目に考える

目を閉じると自動的に音楽が流れる、ぼくはその中へその奥へ、自動的に歩いていく。想像力が退廃している。無差別に混ざっている。記憶が機能しない。植物が空を目指さない。止まっているここで、全力で回転してみる。ますます混ざっていく。他人の傘に黙っ…

繊細な粒子が繊細なまま擦れ合う音だよ

冷たい墓が裏切ってまたぐこの腕のしなり方は身体性を放棄する寸前の音を立てて、腹這いになって敵の様子を伺っているいやらしい目、めちゃくちゃな内面。止めどなく通行していく止められない定めというかそういった様相の車が。もしぼくがセーラームーンだ…

自分自身がこの世界にアクセスしているという感覚を忘れてはいけない

通りには色彩豊かに、祝祭の香りが満ち満ちている。ライセンスを希求する。言語を持たない大多数に心を開いたことがあるか。柔らかな影をつくり、すべての輪郭を曖昧にしていく、溺れる。息しかできない。犯罪者だったことがあるし、動物だったことがあるけ…

野良犬は光と闇の戦いにいつまでも無頓着だ

深刻な自己矛盾のるつぼの中で、今日もいらっしゃいませと言う。いらっしゃいませこんにちは。それはもはや鳴き声のように、あらゆるものが必要ない、何の躊躇いもなく、論理性や因果関係もなく、ただ完全に閉じた、美しい世界。俺だって酒鬼薔薇聖斗になれ…

脳みそを包み込む柔らかい神様が、鳴く

衝動に苛まれる。そして窓の外が白い。何になるのか。動物の産声。赤色の電波が煌々としている。宇宙から来ました。私の詩集。帰依するぞ。咆哮。肉体が内側から切り刻まれていく。指先が震える。悪い人vs良い人。だが助走が足りない。届かない。また寝る。…