日報

あるいは遺書

りゅう

記憶の風景

泳ぐ


考える


誰でもない


このままで


おいしい


つめたい


触れては溶ける


花びらが散る


待ってる


チャイムの音


みんななつかしい


またおいで


抱きしめたい


土埃舞う


風景を過ぎ去る


手を離す


そしたらもう二度と


青い


その底にいて


かゆい


壊したかったの?


夕焼けと朝


濁った水


洗濯機が回る音


誘っている


もっとたくさんの意味


繰り返し


液体を口に運ぶ


両手を広げて


飛ぶ仕草


先に進みたい


雨に学びたい


温かいもの、冷めるもの


目の裏で輝く