日報

もしくは遺書

百万ドルトリオ

書くしかない。思ったことは逐一書いていかないと、思考回路がどんどん変な方へ落ちていく。軌道修正するためには、文字に起こして、現在位置を確かめる必要がある。人は行動でしか変わることができないということを如実に示していると思う。書くことが一つの実践になる。心の中身を現実世界に存在させることで、現実は少し書き換えられる。とりとめのない思考に苦しめられているなら、とりあえず書いた方がいい。少しは楽になるかも。

浮き沈みが激しすぎて、自分で混乱する。時期によって180℃真逆のことを言い出すこともある。昨日まで考えていたことに現実感を得られないこともよくある。自分が全くの別人になってしまったような気がして、自分の言ってることが信じられなくなる。他人から見たら別にそうでもないかもしれないけど。進んでいる感覚が得られない。大抵の人が持っているであろう人生が前に進んでいる手応え、のようなもの。だから、一歩先だけを見て、遠くはなるべく見ないようにして、淡々と行く。「もし自分がああだったら」とか人生にはない。今の自分にできることが全てだし、過去は常に取り返しがつかない。でもやっぱり、ちくちくと痛む。自分が言ってしまった間違った言葉も、投げつけられた酷い言葉も、何年も経っても未だに消せないこともある。後悔、自己嫌悪、トラウマ、それこそ星の数ほどある。え、脳みそどうなってんの?差し当たり必要なこと、たとえば今日買って帰るもののこととか結構よく忘れるくせに、ふっと思い出して嫌な気持ちになる記憶多すぎる。もういいじゃん5年前にバイトで客にキレられて号泣して早退したこととかいい加減忘れればいいじゃん(笑)記憶どうなってんの?良いことだけ覚えていたいのに。数で言えば間違ったことの方が圧倒的に多いな。それも、他人から見たらただの考えすぎなのかもな。そんなもんだよと言われたらそんなもんかとも思う。俺は自分のことが嫌いだ。それがどうした。お前が自分だと思っているものは本当は自分ではないんだ。本当の自分はどこかにいる。別に探したりしなくていい。死んだら会えるんじゃない?弱音ばかり吐いてしまう。でもこれは俺が本当に考えたことだから、それを見せる意味はある。自分が今ここに存在しているということを知ってほしいから。考えても無駄なことも、もう考えなくていーやって思えるようになるまでは、考え続けなきゃいけないの、ツライ。

覚えてはいないけど、俺は他の精子たちとの競合に見事打ち勝って卵子を受精させたことがあるらしい。それはとんでもない倍率らしい。奇跡かもしれない。いや、まあ精子に俺という存在の魂が宿るかと言われたら微妙だし、その俺は俺じゃない気がするけども。

俺は、こんな自分になりたいと思って、こうなったわけじゃない。誰が好き好んで好きな人を傷つけたりするか。言い訳の余地もないけど、止まらない時があるのは止めようがないから苦しい。元も子もないこと言うけど、自己実現を成功させた人って、そもそも最初から成功する理想を持てた人でしょ。なんというか俺の場合、理想を持つとかの以前に、解決しなければならない課題が山積みになっている。最近それがわかるようになってきた。でも何から手をつけていいかわからないしめんどくさい。人生前に進めたいけどどっちに向かって進めばいいかわからん。脳みその中は迷宮だ。普通の顔しながら誰もがこんな迷宮の中を彷徨っているのだろうか。だとしたらゾッとする。そもそもこの苦しみ自体が間違っている気がしてムカついてくる。こうしなきゃとかああしなきゃっていう思考パターンが多すぎるのか。自分のことを、実験用のモルモットとかネズミみたいだなとたまに思う。出口がないのに出口を探している気分。出口だと思ったら新しい入り口だったということは往々にしてあるし、ていうかそんなことしかない。まあ、そうか。脳みそが稼働し続ける限り、たった一つの答えに安住することはできないよな。全ての物事は変わっていかなきゃいけないんだから。残念ながら時間は過去から未来へと流れている。流れ続けている。ていうか流されているだけなのかな。迷宮の中を答えを探し求めて歩き回ってるように見えて、実は歩かされてるだけだったりして、馬の頭に人参ぶら下げるみたいな方法で。わからない。年取るとわからないこと増えてくるよね。なんで?こっちは必死にわかろうとしてるのに、何故わからないことばかり増える?もうちんぷんかんぷんだよお。下手な長考休むに似たりとかいう言葉あるらしい。うっざ。でも、だから、最近スピリチュアル的な思考に頼ることが多い。解決したい課題があるのなら、辛抱強く待っていればいつか、何かのタイミングで偶然が重なって、道が開かれるはず。そのセンサーというかアンテナみたいなものを常に立てておくように気を付ける。自分の意志が関与する余地がどこにもないとしても、選択を迫られた時に選択をするのは自分自身だ。そういうことになっている。自由意思ってなんだ??せめて、なるべく多くやりたいことをやろうね。

海辺のカフカに出てきた百万ドルトリオの大公トリオ聴いてみたら、マジでめちゃくちゃ良すぎてびびった。疲れてたのかもしれないけど、違う世界に誘われるようなくらくらする感覚を覚えた。ベートーヴェンの曲は大体そうだし、この時代の作曲家には結構広く当てはまるのかもしれないけど、曲の構成が大袈裟なくらい「感情!!!」という感じなので、平常心の時に真面目に聴くとうざったく感じる時もある、けど無になってしまってる時に聴くとなんとなく安心できる。温かみがある。生きてることって良いなって思う。作曲家が込めた感情の迸りが旋律の一つ一つに再現されているような気がして、クラシックあんまり詳しくないけどこの録音は一つの極致というか、耳の肥えてない自分でもそういう風に思う。
https://music.apple.com/jp/album/beethoven-piano-trio-archduke-schubert-piano-trio-no-1/269402734?l=en

 

相互に補完し合うように
雨の日
0と1
君が笑った
もうそれでいいそのままで
大切なものを大切に扱おうという意志
揺りかごの夜の歪みから哺乳類の子孫が覗いてる
数を覚える
数を数える
子宮の記憶、天国の夢
細胞が季節を浴びる
お父さんのことやお母さんのこと
数えきれないほどの偶然が一ヶ所に集まる
午前中のある時間だけ陽溜まりができる部屋で
数えきれないほどの素粒子が踊る
君は眠るときにどんなイメージを見るの?
言葉という容れ物を抜け出したいよ
君はまだ海を見たことがない
君はまだ音楽を聴いたことがない
ほどける
忘れる
始まりがあれば終わりがある
過去から来て未来へ行く
それがぼくたちの世界だ
でも、君はどこから来てどこへ行くの?
君は神様を見たことがあるの?
数を覚える
数を数える
ほどける
忘れる
数を覚える
数を数える
ほどける
忘れる
やがて君は泣き疲れて、そのまま
いなくなる人、居残る人、それを見る人
迎えに行こう
だって、いのちは、許されるべきだろう?
やわらかさを、ありがとう
形を、ありがとう
過去と未来にしかないものを抱きしめて
君はやっと前に進める
扉を開けた瞬間の光の白さを
君は知ってる?

これからは本当に思ったことだけを言おうと思う

優しい人を怖がらせるような凶暴性を俺は持っていると思う。なんというか、とても残念だ。俺は誰よりも優しい世界を望んでいるっていうのに。大体において自分から距離を取る以外に成す術がない。躊躇もなくいきなり他人を傷つける人間は絶対に許せない。本当に優しくなりたいのなら許さなくちゃいけないんだろうけど。でも俺はお前らのアンチテーゼとしてじゃないと存在する価値がないとまで思う。おい俺がいつまでも黙ってると思うなよ。残念だけど、本当に残念だと心から俺も思うけど、俺は、傷つけられても黙って耐えられるほど、愛の絶対量が多くないんだ。消化できないまま少しずつ狂っていって、最後は多分死ぬか殺すかになる。その前に俺は音楽に心を託そうと思う。音楽は聖域だから。音楽はお前をぶち殺す武器になる。人間は現実世界だけに住んでいるわけじゃない。俺は俺の優しい世界をつくるんだ。お前らの一部として消費されたりしない。くだらない役目かもしれないが、俺には生きる意味がある。俺は幸せにならなければならない。やるべきことがあるんだ。やるべきことをやるんだ。俺は歌をつくれるんだから、つくらなきゃいけない。物語に拳銃が出てきたら、必ず発射されなければならない。ああ、俺も、敵を設定しないと安心できない弱い人間の一人か。誰にも縛られず旅人になりたいんじゃなかったのか。またいちいち戦ってしまう。めちゃくちゃな渦に引き込まれる感覚。これが生きるということか。でもとにかく進むしかない、間違っていても。実際、間違っている気しかしないよ。もう俺の人生は狂っている。仕方ない。でも多分、どんな生き方をしても俺はそう思ってしまう。だったら進むしかないだろう。あらゆる間違った道の中で、一番素直に心惹かれる方へ。これを完成させなければ俺は……と思えるような曲を今抱えている。柔らかく包み込むような、午前3時に目覚めて夢の名残を反芻しながら天井を見てる時みたいな不安定な安心、大切なものを大切に扱おうとする意志、そんな曲。この曲が俺の道標になる気がしてる。今の段階で完璧なクオリティは求めない、とにかく実際に歌った時に自分の中に違和感を残さないように、魂を乗せる下地をつくれたら。と思っている。今週高知に帰る。5日間くらいの間で、施設にいる妹と、母と、離婚した父と、母方の祖父母、父方の認知症の祖母、あと親戚数人に会ったりする。普通に帰省する予定だったけどなんだかんだで色んな人に会うことになってしまった。なんというか、覚悟がいる。俺は未だに、家族とどう向き合えばいいかわからない。憎しみというそれこそ仮想敵を設定する単純な記号に逃げていた時期も長かった、けど今となってはそれすらできない。何故なら親への憎しみは自分への憎しみだから。覚悟ができているかどうかはわからないけど、このタイミングでそんな日がくるのも、偶然じゃない気がする。何かが変わる。変わらない人なんていない。人は1秒ごとに変わり続けている。引き返せる場所が振り返ればまだ見えるか、もうないか、それだけの違い。心はだんだん酷くなっていく。でもそのぶん音楽がだんだん美しくなるなら、いいや。

自殺するな

年を取るたびに死が身近なものになっていく。誰の知り合いが死んだとかの事例が増えていくからだ。特に自殺。知っている人が自殺すると、自殺へのハードルが少し下がる。これまでは、生きるためには生きているだけで良かったけど、これからは、生きるために生きる理由が必要になるのかもしれない。俺はあまり自信がない。数で言えば、死にたい理由の方が多い。去年、親が自殺未遂していたらしい。深酒して気付いたら持っている薬を全部飲んでいたと何ヵ月も経った後で聞かされてショックだった。俺も、中学生の頃、全く同じ方法で死のうとしたことがある。緊急連絡先を俺の電話番号にしてるからなんかあったらよろしくと言われた。なんていうか家族が死ぬと一気に特に死へのハードルが下がるよね多分。やっぱりそうなることが必然なのかと納得してしまうかもしれない。死んでほしくないっていう純粋な願いではなく、俺は、ただただそれが怖いし気持ち悪い。音楽やらなきゃ、という気持ちがすごく湧いてきた。自分にできること、自分が誇れることはこれしかないんだから、誰にも認められなくても、自分にはこれしかないのだから、全力を注がなきゃ、そうやって生きる理由を強化しないと虚しさにやられる。自分が許せなくなる。ほとんど強迫観念だ。だけど、全身全霊になれる対象があることは、幸せだと思う。俺、本当に自分の曲好きなんだよなぁ。

脳内物質のブースト具合がおかしい時が明らかに多すぎる。多分何の薬もキメなくてもトリップした曲つくれると思う。グルパリさんにも似たようなこと言われた。わざわざおかしくなろうとしなくても元々おかしいし、これ以上狂ったら大変だろ。あのな、俺はな、友達と海に行って、たくさん泳いで、遊んで、太陽を浴びて、シラフのまま、夕暮れの色を見ながら風を浴びて、楽しかったね、なんて言い合って、あの時の酔いが一番好きなんだ。本当は、意識を酩酊させる必要なんて一切ないよ。

ちゃんとこの命を使いきることができるのかな。自分の望みすらわからずに。痛みのある言葉を喋るんだ。それは魂の核に近い。この世界が嘘だとしても俺は自分自身に嘘をつきたくない。だけど痛いのはもっと嫌だ。痛いのは本当に嫌だ。自分にとって少しでも心地いいルールを積み上げていかないと、壊れる。それらはいとも簡単にいつも一瞬で壊されてしまうものだけど、それすら無ければ俺はもう最初から壊れている。ただ立ち尽くしているだけじゃ脳みそがもっと誤作動を起こし始める。万力で締め付けるように憂鬱が身体の表面を全部覆う。そういうのはもういいよ。もっと身軽になりたいよ。でもルールをつくらなきゃ。心地のいい。だけど痛みは魂の核に近くてそこから離れると魂の輪郭は薄れてひしまう。

過去に一瞬でも自分を愛してくれた数人の女の子たちは、今も変わらず俺のことを無条件で愛してくれる。記憶の中で。もうほとんど良いことしか覚えてない。ありがとう。

昨日ぶち怒って思いっきりレジぶん殴ったから手が痛いよ。心にも傷を負った。また新しいトラウマだ。トラウマが俺を活性化させると考えろ。死ぬかもしれないから生きるぞ。

優しい世界をつくらなくちゃ。このままこの世界にい続けるわけにはいかない。奈緒との生活は、愛の実践の場であって、この上なくかけがえのないものではあるけど、残念ながら優しい世界ではないんだ。俺は、もっと、何があっても無条件に愛し愛される、絶えることなく優しさの輪が回り続ける、現実離れした空間が必要なんだ。そうしないと、多分生きられないんだ。そんな場所はないよ。そんなことはわかってるよ。だけど、大森靖子や、神聖かまってちゃんや、GOMESSが、それが在ることを証明していると思うよ。自分のことなんて、自分でもわからない。だから誰にも自分はこういう人間ですと説明できない。何を言っても嘘になる。優しくされても、優しくされる価値なんかないと思って不安になる。むしろ気を遣わなくてはいけなくなるので疲れる。だから、音楽をやるんだろう?自分自身が何者かわからなくても、自分が何か本物の感情に駆り立てられて、情熱を注いで、懸命に創り上げたものの上に、自分自身の本質が宿るような気がするから。それを、誰かに見てもらえたら。好き、と言ってくれたら。それで自分は報われるだろう。そこにユートピアは誕生する。そうしたら、人生から逃げずに、ちゃんと生きていけるのかもね。優しさをあげるので、優しさをください。優しさをくれたから、優しさをあげるね。そんな風に。やわらかくシンプルに。

だから、とにかく、完璧にこだわっている場合じゃないんだ。今、内に秘めているものは全部出さなくちゃ。多少不恰好でもいいから、自分の魂が乗った曲を、切実に、発表していかないと。誰も見向きもしないかもしれないけど、とにかくいつでも聴けるようにしておかないと、もう一生何も始まらないぞ?頑張れ。

さしあたってまず、年末にまた「何もかも憂鬱な夜に」やれたらいいな。

言わなくてもいいことを言ってしまうのに言わなくちゃいけないことは言えない

もう疲れたんだ。人生に疲れた。光は眩しい。おばあちゃんは俺のことも誰のことも忘れ狂った。ろろちゃんは飛び降り中継して永遠に14歳のまま、俺はもう24歳なのに。どんどん心が閉じていく。嘘の笑顔。ハマノリョウ何故死んだ。誰ともすれ違ってしまう。そもそも違うのかなとか思ってしまう。バイト中に気付けば奈緒との別れをシュミレーションしている。いつか別れが来るのが自然だという前提があるようだ。家族的なものに死ぬほど焦がれながら家族的なものに対して抗えない忌避感。キモいというかダルいというか返す言葉がないからまた黙る。家族的なもの。だけど俺は今この家族的なものに最も救われていると思う。音楽なんかじゃなく。自尊心でもなく。俺は、多分、生活が、俺が生活をしているっていうこと自体が。夢のようだ。結婚できるし子供もつくれる。しないけど。でもその可能性を有している。家族的なもの。みほちゃん結婚した。母親はこの歳になってもまだ何かにびくびく怯えながら生きていてキモい。ツイッターで人を轢き殺してしまったアライさんを見た。テレビはつけないでくれ。まるで白昼夢のような人生ですとGOMESSが言う。この前GOMESSのライブ見てありえないくらい大号泣した。身体が重い。最後に、人生の最期に、自殺とか殺人に情熱を燃やしてしまう人の気持ちが、今はちょっとわかる。なんというか、最後の手段だからこそ、本当に生きられるんだろう。命は儚い。何故か俺は今、命を持っている。感覚器から脳みそに入ってくる情報すべての意味がわからない。たまに何もかも混ざってしまう。お前の声とかただの雑音にしか聞こえないんだよ。意味に囚われているから。抱きしめられてようやく自分の醜さに気付く、っていうことがあるよね。全部簡単にしたい。死ぬっていうのはただもうシンプルだ。シンプルで薄型で色があんまりないから惹かれるのかな。自分に何かを楽しむ権利はない。音楽の源泉はリラックスなのに。でもその真逆の真っ黒な感情も表現することができる。不思議だよ。死にたいとかいう内容の曲でも人は踊れる。ずっと言ってるけど赤ちゃんに戻りたい。この前なんかで読んだけどパリピが重低音を好むのは口唇欲求の現れらしい。めっっっちゃ風俗行きたい。でもそんなのにハマり出したらお金がいくらあっても足りないし、生涯東京でしか生きていけなくなるよな。奈緒に別れを切り出されるのが怖い。そのシミュレーションをしてる。怖いからしきりにしてる。大体その後は旅に出て帰らないとかの非現実的なビジョンしかない。シミュレーションの意味ない。雑魚だからすべての責任を放棄したい。何の責任を背負っちゃってんだろう。それさえわからないし。言い訳ばかりの人生。まいっかで全部済ませてきた。その程度の人生。でもずっとこのままいれたら、っていつも思ってる。家族的な。このままなんてありえないのに。もう二度と怒りという感情を感じたくない。自分の中に加害者と被害者が両方いて戦っている。鬱陶しい。愛は怖い。でも愛が何かは知ってる。言葉では説明できないけど、とにかく、とても静かな感じ……でも本当に恐れているのは愛じゃなくて別の何かなのかもしれない。形なんてなくなってしまえばいい。死んだ後に幸せになりたい。俺はどうしても傷つきたくないんだ。傷つくのだとしても、できるだけその傷を軽くしたいんだ。だめか。痛いのはいやなのは、だめか。俺が傷つきたくないせいで、誰かがその傷を引き受けることになるのだろうか。働きたくない。3ヶ月ほど休養を取りギリシャやドイツに行きたい。言葉なんてなくなればいいのに。今日も寝なくちゃいけないのか。うんざりするな。俺はもしかして真っ暗な宇宙で幻覚を見続けているだけのただの球体だったらどうする。真っ暗な天井を見つめているとそうやって脳のバグが具現化してくる。この種の恐怖に打ち克つものは、本当に家族的なものと宗教的なもの以外にはない、無は怖い、無は……無に帰すくらいならまだ暴力を浴びた方がましなのかな。幼い頃の失敗を、無意識に、でも意図的に何度も反復しているような気がする。自分の感情の推移を信じられない。不自然だと思う。違和感を覚える。誰かにそう思わされているような気がしてしまう。変なこと言うのやめたいし変な態度取るのもやめたい。これもずっと言ってるな。どうにもならん。

そのまえのつづき

真っ黒い風景。ぼくを汚す風景。ぼくが汚す白?いやなんで怒ってんだ。いやなんで壊したいんだ。全くの不合理の頭が雨の中で、いや雨なんて降っていないのに、いやお前は不自然な人間だ。お前は不合理な生き物だ。お前は否定されるべきなので俺が否定してあげる。眠くなるまで否定を連ねる。 もう飽きたな。不快だ。悲しいんだよな。もう眠いよ。細胞を壊してくれ。手足を欠損させてくれ。心地よく意識を失うまでここにいて。白いベッド。白い夏。おかしいな、こんなのは。声は固有性を示す。何も喋らなくてもいいのに。黙っていろよと思うのに。雨が降り始める。本当は抱きしめてほしいと思う。そんな考えをとりあえず思い浮かべては、ああ、違うな、もう俺は清潔じゃないから。誰かが俺に命令してくれればいい。もうそれでいい。なんでもいいです。はい、それでいいです。はい。うなずく。うなずく。うなずく。悪魔に身体を渡す。悪魔のつくった迷路を遊ぶ。太陽は白い。太陽は善だ。もう鬱陶しいな。ああ、失ったんだな。あのコンクリートの上へ転げ落ちる。あの四角く区切られた部屋で飢える。蝿がたかる。こんなことはどうでもいいことだ。なのに俺はただ腹を壊しているだけで。だんだん出口がなくなっていく。俺は呼吸をしているんだろうか。この呼吸は俺の呼吸ではないのでは。俺の呼吸ってなんだ。そんな定義はない。情報はない。脳は受け入れる準備をしていない。受容体がない。川が氾濫する。街ごと嫌いだったから街ごと沈む。宇宙ステーションから見てるよ。自分自身。目、口、鼻、その他、なんのため?呼吸?肺?もう何にもなりたくないよ。憑依しないでください。そんな奴知らない。平穏に存在することはいけないことですか。よく切れそうな刃物ですね。お母さんに話しかける。それは、よく切れそうな刃物ですね。知らんけど。俺はまた、逃げて、風呂場に鍵をかけて、閉じこもる。出口はない。ああ、入口もない。そんなものはこの時間軸のどこにも用意されていない。だからほら、壊したんだ。毎日命を食べている。そんなことをしていいと思っているのか。うるせぇな、腹が減ってるんだよ。大切な人を愛したいな。また不貞腐れていると思われる。うるさい。うるさいって言われた、思ったことを口に出しただけで!は?意味わかんない。ここはどこ?自動音声システム。何か意味があれば、100分の1でも、それ以下でも、地獄に行く前に、連れていかれる前に、在れば、居ればいいのに。どうしてもまたここをループしなくてはいけないんだ。俺は誰にも名前を呼ばれずに誰の名前も知らない、ただ、顔とはこういうものだと思う、よく動くけどいつも同じだ。誰かが強く手を引く。何の権利があって。一体何のつもりで。むせるような匂い。ここは誰の家?質問する相手はどこ?逆さまに落ちる。この現実を生きながら、無数にいるうちの一人の自分が、深く暗い穴に落ちる。それはあの団地にあったし、スーパーマーケットの中に、青々とした稲穂の向こうに、あの山の裏側に、くたびれたおばあちゃんの胎内に、雨の日の車の中に。また嘘をついたんだ。悪いんだ。悪だ。真っ黒だ。嘘つき。嘘つきはバラバラになる。地獄の中で無限にかき回される。止まることができなくなる。自分がどこにいるかもわからなくなるよ。誰か抱きしめて。死んでしまえばいいんだと思う、もう死んでいるくせにね。本当は冷たいのに嘘をついて温かいふりをしてしまった。でも知らなかったんだ。嘘が本当になったり本当が嘘になったり、そもそも自分がそんなことに執着していたんだということを。自分の意思じゃないのに無理矢理意識を向けられる感覚。今はもう、世界は拘束具でしかないね。教室は動物園で、多分どこかに人を騙すのが上手い人がいるんだろう。俺は、人を殺すくらいだったら自殺をします。はい。ごめんなさい。謝ります。どこか遠くへ行きます。社会復帰をします。ごめんなさい。あのメロディーが必要だったんです。でも必要じゃなかったんでしょう?はい。甘えていただけでした。つまらない言い訳を言い続けました。誰かに許されるために謝り続けました。ごめんなさい。ごめんなさい。人を殺すのなら自殺をします。どこか、誰も知らない場所で、誰にも迷惑をかけずに、一人で、ひっそりと、死にます。生まれてきて幸せでした。幸せだと思うことができました。光に照らされました。愛の意味を知りました。だけどそこに居座ることは許されなかった。必死に聞き耳をたてている自分は卑しい存在だった。家族とはなんでしょう。離れ離れになるのに。お互いに憎み合わずにはいられないのに。誰かにとって一瞬でも心地良い存在になれたらよかったのに。一生に一度くらい。馬鹿すぎて終わった。禁煙していた煙草を吸います。俺の人生はギャグでした。滑稽でした。迷惑をかけて申し訳ございませんでした。いてもいなくても一緒です。そっちの方がいいんです。勇気がないから。一言で言うともう疲れたんです。どうでもいいんです。自分が馬鹿だから他人のことが全員馬鹿に見えるんです。知らない人とセックスしたい。そして思いっきり見下げ果てられたい。終わりだ。とりあえずもう、終わりなんだ。だからリラックスしていよう。パンを食べよう。大きな音を鳴らしたり踊ったりする必要はないんだ。もう俺はいらない子なんだ。ムカつくやつをボコボコにしたいよ。好きな人ばかりを傷つけてしまうんだ。本当は嫌いな奴を傷つけたいのに。でも、本当に恐れていたことが現実になった、もう終わりにしたかったのに、終わらなくなってしまった。身体は疲れている。脳は変な汁を出している。ただ終わらない時間だけが図々しくここにある。うるさすぎる。重たすぎる。星になりたい。綺麗になりたい。だめですか神様。だめなんですか神様。なんなんですか神様。どういう意味なんですかそれは。俺は愚かだなぁ。死ぬほど。バイト行きたくないんですけど。定職つきたくないんですけど。一生海外旅行してたいんですけど。

きのうのつづき

揺れながら過ぎる景色。車の中から、窓に当たる雨粒の音を見ていた。どこに運ばれる。ねえこれからどこへ行くの。黙ったまま質問した。神へ。訊きたいことがあるけど、言語化できない。素直に、純粋に、愛と光を与えてください。いても、いなくても、そうしてください。1でも、0でも、過去でも未来でも。
お母さんに汚いと言われたから俺は汚いのだと思った。当然そう思った。だってちゃんと均等に四角で区切られているからどんな声も届かないよ。現代社会とか。溜め息ばっか。こんなにもたくさん表現する言葉があって嬉しい。書いても書いても終わらない。結局は全部同じようなことを言っているに過ぎないのだとしても。豊かだと思う。自分のやりたいことを全部やれる時なんてほとんどない。こんなのはしょうもない快楽だ。誰にも会いたくない。
自我とかいう無意味なものに固執し続けることに意味があるのだ、それを自分が受け入れてあげられるなら。雨粒のような言葉が降ってくる、無数に、優しくなれる。始まりはない、終わりもない、そんなことを思う、窓を開けて。心という海の中へ深く沈んでいく途中、どうでもいいような記憶が色彩を持ち始めて、それは今目の前にある風景に変わって、聞いたこともないような声色で話しかけてくる。怖くもあり優しくもある。ここにいてもいいかどうかは……でもここにいるんだから、ここにいてもいいということだ。プランクトンになる。ずっとずっと君に会いたかったんだよ。言葉は表現した途端に常温で気化する。そしてあの夏へ。どの夏へ?分岐点は無数にあったよね。もしかしたら愛し合えたのかもしれないね。あの夏で。でも俺はやっぱり自分のような弱い奴が嫌いだった。それは、様々な影響があって。白い服を着た人にあてどもない話を聞かせたりもしたけど終わりがなかった。明けない夜はないっていう人もいたけど、まあそれはそれとして。そうやって切り分けて、まな板の上で生き方を学ぶ。あれとこれは何も関連しない、孤立したままインフラは整備されない、いつまでも原始のまま黒と白を弄ぶお化けの胎内の崩壊だ。つまらないですよね。えへへ。ごめんね。期待に沿えなくて、こんな夜の真ん中で、こんな自分が肉体を持っているということ。そしてそれをもて余している。感覚器官は出し入れを繰り返す。歌にもなりそうもないくだらない伝わらない黒、真っ黒な何かが背後にいても、それはそれ、仕方がないから、ただ態度で示すだけ、何も言わずに、煙草を吸うのが好きだった、青空の下で。
出かけよう。今が何時でも構わない。君に友達がいてもいなくても。無条件の愛。無尽蔵の愛。概念としてそこに置いておきたい。Wikipediaに書いておいてくれ。何らかの方法で意識の裏側に共有しておいてくれ。君に親がいてもいなくても。いつでも、どこでも、きっと子供は育つよ。太陽と月、青空と夜空。墜落する飛行機、行方知れずの探査機、無重力、今も痛む古い記憶、時計の声。もう戻れないよ。でもいつでも帰れるよ。過去は変えられるよ。未来を体験したよ。また回転する穴の中へ。ありとあらゆるすべてを覆って。透明の、望むもの。滑稽な嘘。もうちょっと。掬い取って。救い出して。9歳の自分に言うように。新鮮な空気を吸うように。生きたい。お前は今まさに命を食っている。それこそが聖なる儀式でその音が耳に流れ込む、脳へ。脳は心を繋ぐデバイス。心は目に見えない。でも色はある。そう、明確に。贅沢に。世界を舌に乗せて。世界の舌に乗せられる。入っていくカラフル。もうこれでいいや。もうこれで完成だ。もうこれで思い悩まずに済む。もうこれで痛まなくていいんだ。悼まなくていいんだ。ここに置いておこう。何も言わずにどこかに行こう。誰にも告げずに死んでしまおう。それから誰かの家に遊びに行こう。風に乗って。嵐に吹かれて。空気中の塵。宇宙の鍵。
俺は、ちゃんと胎内から生まれたよね。温かさを知ってる。細胞に聴いてみる。着地点を思い描いて見る。見えるのは青空。青さに満ちたカプセルの中。どうなってもいいやっていう瞬間に進むすべてのこと。ぼくの背中を押していく。教えていく。追いかけてくる過去と未来の絡まった糸。いつまでも子供でごめん。伝わらない言葉ばっかりで。言った瞬間に違うんだよって思うんだけど。手を伸ばしてももう自分がどこにいるかもわからない。