日報

あるいは遺書

りゅう

誰にも教わってないのに

 

歩いたり喋れる

 

やかんが沸騰する音

 

どこかに荷物を置き忘れてきたような感じがする

 

限定的なライト

 

強い魔法、弱い魔法

 

小さく折りたたんだ手紙

 

こっちにこないで

 

揺れる茎

 

運命が分かたれていく

 

小学生の歓声がきこえる

 

全てを0にするのは簡単だ

 

女の子が必ずいい匂いがするというわけではない

 

繁華街に人が多い

 

座ったことない場所に座ってみたい

 

今日はどんな一日だった?

 

申し分なく過ぎ去っていく

 

眠ってしまいそうなほど

 

掴まって、最果て

 

膨らみに惹かれる

 

大丈夫?

 

わくわくしている

 

またあの場所で本を読みたい

 

夕暮れを見ることなく今日が終わる