2023-04-21 ■ 奇妙な白いシャツを着て 地面に落ちた影を見ている ここから意味を引き出そうとしている 見るというのはどういうことか 深い感覚 ドブ臭い川が流れる 必要なら何でも美しいと思える 君には詩が必要だ 花が散ったり 絵が飾られていたりする 街は生まれ変わっていく 季節がゆったり絡みついて だんだん眠くなっていく 魂と身体の結びつきが弱まる 記憶がねじれて 何も信じられない 信じる必要もない 怒りの残滓 海の色のカーテンを閉めて 抱きしめる ただの影 祠に手を合わせるように 幻の動物の影 滑っていく 夢を見るための部屋 夕焼けが恋しくなる 私は私の形を失う