日報

あるいは遺書

りゅう

まずはここから離れよう

 

色々なことをなかったことにする

 

頭がおかしくなる

 

あなたはあなたのままで

 

それを失う

 

一瞬焼けつくような熱さ

 

街が賑やかで

 

風が冷たい

 

心臓が揺らされる

 

寂しいと思う時

 

自分でもよくわからない

 

元気が足りない

 

本も読めない

 

あなたはどこまでも遠くなっていく

 

交通事故だ

 

接合点には

 

色を濡れない

 

わからない

 

空の思い出

 

何かを言いたい

 

ここに立っている

 

言葉が溢れ出してもう二度と戻ってこない

 

白い鳥、真っ白な鳥

 

最後だね

 

世界地図

 

土砂降りの街

 

積み木を崩す

 

名前がなくなる

 

吐いては戻す

 

ずれていく

 

服のまま泳ぐ

 

太陽を注ぐ

 

あなたの心が傷ついていることに

 

あなたは気づかない

 

 

魂が行く宛を失って

 

勝手に流れ出してる

 

見渡す限り嘘で満たされて

 

手に入れたいものがない

 

12時間くらい寝たい

 

筋肉の繊維が

 

色褪せて

 

小さな喜びを抱きしめる

 

光が眩しい

 

0か1かしかない

 

動物園みたいに

 

発狂寸前の後ろ姿

 

性欲とかが俺の身体を乗っ取り

 

それが終わったらまた復元されて

 

でも上手くいかないから

 

未完成の壊れたデータみたいだ

 

色とか線とか

 

ふわっと浮く

 

何を言えばいいの?

 

分離されていく

 

どこにも行けなさを抱きしめる

 

めちゃくちゃにされに行く

 

上手く伝えられない

 

夜にぶら下がる

 

鋭利な月にそっと触る

 

息をするだけでこんなにも

 

膨らんで

 

高いところから落ちる感覚

 

もう真実も嘘もない

 

どうでもいいところで眠るだけ

 

 

大事なものがない

 

何も成し遂げられない

 

一人でいるのが嫌だ

 

冷たさがやってくる

 

途方もなさすぎる

 

水は気管を満たし

 

あまりにも簡単に壊れて

 

そんなんでいいの?と思う

 

不完全であることを愛する

 

家族になれなかった

 

2000年の円柱が倒れる

 

誰も入ってこないでくれ

 

身体を持っていることが嫌になる

 

呪いのように髪が伸びる

 

安心したい

 

いい匂いがする

 

それはゲロだ

 

だんだんルーティーンが崩れていく

 

窓際の席を陣取る

 

人生が終わっていく

 

季節と季節の衝突

 

深いため息

 

こうしているのが好きなのかな

 

食欲も性欲もうざすぎる

 

誰か俺の名前を呼んだら

 

深海の底で