日報

あるいは遺書

りゅう

まずはここから離れよう

 

色々なことをなかったことにする

 

頭がおかしくなる

 

あなたはあなたのままで

 

それを失う

 

一瞬焼けつくような熱さ

 

街が賑やかで

 

風が冷たい

 

心臓が揺らされる

 

寂しいと思う時

 

自分でもよくわからない

 

元気が足りない

 

本も読めない

 

あなたはどこまでも遠くなっていく

 

交通事故だ

 

接合点には

 

色を濡れない

 

わからない

 

空の思い出

 

何かを言いたい

 

ここに立っている

 

言葉が溢れ出してもう二度と戻ってこない

 

白い鳥、真っ白な鳥

 

最後だね

 

世界地図

 

土砂降りの街

 

積み木を崩す

 

名前がなくなる

 

吐いては戻す

 

ずれていく

 

服のまま泳ぐ

 

太陽を注ぐ

 

あなたの心が傷ついていることに

 

あなたは気づかない