日報

あるいは遺書

りゅう

魂が行く宛を失って

 

勝手に流れ出してる

 

見渡す限り嘘で満たされて

 

手に入れたいものがない

 

12時間くらい寝たい

 

筋肉の繊維が

 

色褪せて

 

小さな喜びを抱きしめる

 

光が眩しい

 

0か1かしかない

 

動物園みたいに

 

発狂寸前の後ろ姿

 

性欲とかが俺の身体を乗っ取り

 

それが終わったらまた復元されて

 

でも上手くいかないから

 

未完成の壊れたデータみたいだ

 

色とか線とか

 

ふわっと浮く

 

何を言えばいいの?

 

分離されていく

 

どこにも行けなさを抱きしめる

 

めちゃくちゃにされに行く

 

上手く伝えられない

 

夜にぶら下がる

 

鋭利な月にそっと触る

 

息をするだけでこんなにも

 

膨らんで

 

高いところから落ちる感覚

 

もう真実も嘘もない

 

どうでもいいところで眠るだけ