日報

あるいは遺書

りゅう

大事なものがない

 

何も成し遂げられない

 

一人でいるのが嫌だ

 

冷たさがやってくる

 

途方もなさすぎる

 

水は気管を満たし

 

あまりにも簡単に壊れて

 

そんなんでいいの?と思う

 

不完全であることを愛する

 

家族になれなかった

 

2000年の円柱が倒れる

 

誰も入ってこないでくれ

 

身体を持っていることが嫌になる

 

呪いのように髪が伸びる

 

安心したい

 

いい匂いがする

 

それはゲロだ

 

だんだんルーティーンが崩れていく

 

窓際の席を陣取る

 

人生が終わっていく

 

季節と季節の衝突

 

深いため息

 

こうしているのが好きなのかな

 

食欲も性欲もうざすぎる

 

誰か俺の名前を呼んだら

 

深海の底で