日報

あるいは遺書

りゅう

そんなふうになるまで

 

得たものは

 

耳障りだ

 

意識が遠のく

 

誰かが誰かと同じだ

 

心細い

 

本当に一人だと思う

 

海の底に沈んでいく

 

誰も生きてない

 

変な模様がぐるぐる渦巻く

 

寄りかかっていないと立てない

 

揺さぶられて

 

抵抗しても意味ない

 

人は身体を鍛える

 

猫は屋根の上から飛ぶ

 

うつくしい

 

あの目を見たい

 

記憶が失われていく

 

ほらまた

 

眼球えぐりだす

 

汚い、寒い、うざい

 

何回同じことをやればいいの?

 

木が生える

 

うざい

 

不快なタオルケット

 

嫌になるほど力が抜ける

 

質量が足りないからコントロールが効かない

 

あの日の自分にもう一度会いたい

 

別に言うことないけど

 

光が曲がる

 

脳を押さえつけられる

 

不快だ、不可解だ

 

魚のように口をぱくぱくしている

 

過ぎてしまう、粉々になって

 

強い力で引き寄せられて

 

この星には重力がある

 

ドキドキする

 

物語

 

遮光

 

全部食べたい

 

うるさい