日報

あるいは遺書

りゅう

すごい速さで過ぎていくのは

 

本当のことだ

 

わからないから

 

小さい息で

 

浮き上がる

 

若いとか言われる

 

あなたの影を掴んで

 

引き剥がして

 

トンネルで歌う

 

記憶をなかったことにする

 

生きていくしかないからそうしてる

 

爪が剥がれそう

 

雲が千切れる

 

ストレスがかかる

 

戦闘が始まる

 

満月が割れる

 

全て平らになる

 

音の細部までわかる

 

夜と友だちになる

 

灯りを憂う

 

存在の中に入って

 

風の流れ方を読んで

 

くしゃくしゃになって

 

ただここに立っている

 

あなたの言葉をもう一度

 

思い浮かべている

 

苺だ

 

死んでしまえばいい

 

隙間から漏れる光

 

紙ひこうきは長くは飛ばない

 

うつむく花と話したい

 

あなたとわたしが出会うなら

 

その通りにしてほしい