日報

あるいは遺書

りゅう

心臓であるということを


愛でる


女の子みたいに


渇いた声で


あああああ


犯罪者の四角


空中に舞う


カナリアの声を真似て


また歌いたい


広場に火を灯す


鈍い痛みに気づく


そうだ最初からあった


観覧車に乗りませんか


震えていたいから


風が気持ちいい


考えること


お揃いのこと


知っている


サイゼリヤに行きませんか


破滅願望


約束していたいの?


じっと待つ、じっと


何かの意味が現れる


白い煙


灰を落とす


作業を進める


そばにいるはずの人を


幾重にも重なる


自分がひどくちっぽけな存在のように思えた


欠片のように


意地悪ななぞなぞ


架空のキャラクターに恋をする


記号なのに


木々のざわめき


丁寧に忘れたい


おばあちゃん


線を引いてマス目が生まれる


こんにちは


大きな音を出して怒られる


ごめんなさい


死にたいわけではないのだと言う


時間が過ぎる


あなたにも吹いた風


静かな方へ沈んでいきたい