日報

あるいは遺書

りゅう

うつくしさ

詩を編む


自動的に扉が開く


季節のように


気が入り混じる


そのために待っていた


でも数えることは無意味で


ありがとうのことば


最果てからここまで


嘘じゃなくなりたい


輝きたい


生きるのが下手なだけ


ビッグマフを踏め


頁をめくる指が震える


証明しなくていい


安心できる場所


記憶の彼方からやってくる


皮膚は柔らかく食い込む


順番はどうでもいい


サラダを食べなさい


怒ってるの?


恐る恐る行く


階段の踊り場で立ち止まってしまう


大きな鏡


洗濯機がピーと鳴り我に返る


平成七年


もしあそこから落ちたら


何故であることを確かめる


宙に浮かぶ歌


うつくしさ


平気なふりをして変な顔


君が3歳の頃から僕は知っている


誰でもない人になる


夢を諦めたくない


脳みその中をかき回す


遠くでアラームが鳴っている