日報

あるいは遺書

りゅう

何か

 

雲の流れ

 

高いところから低いところへ

 

染み込んで

 

見ている

 

不快な目で

 

知っていると思う

 

魂を傷つけたい

 

上手くやっていけない

 

走って疲れた

 

雨が吹き込む窓から

 

地面の中へ

 

透明な腕を伸ばし

 

触ってはいけないものに触れる

 

時間までに何とかしなければ

 

あれが来るから

 

白いのは嫌だ

 

身体を失くしてしまいたい

 

痛みを伴うやり方で

 

愛することを完遂する

 

硬直した子どものように

 

知らない腕に抱かれ

 

車が流れていく

 

その光

 

ゆらゆら生きる

 

過去も未来もなく

 

それは美しい

 

汚したくなるほどに