2023-04-03 ■ 何か 雲の流れ 高いところから低いところへ 染み込んで 見ている 不快な目で 知っていると思う 魂を傷つけたい 上手くやっていけない 走って疲れた 雨が吹き込む窓から 地面の中へ 透明な腕を伸ばし 触ってはいけないものに触れる 時間までに何とかしなければ あれが来るから 白いのは嫌だ 身体を失くしてしまいたい 痛みを伴うやり方で 愛することを完遂する 硬直した子どものように 知らない腕に抱かれ 車が流れていく その光 ゆらゆら生きる 過去も未来もなく それは美しい 汚したくなるほどに