日報

あるいは遺書

りゅう

胸がずきりと痛むのは

 

もしかしたら心地がいいのかもしれない

 

もっと早起きしたいけど

 

いっぱい寝てしまう

 

初恋の夢を見てしまう

 

いつだっけ

 

雲が千切れていく

 

くだらないことがすき

 

5歳になりたい

 

水たまりをあえて踏む

 

鳩の群れをおどかす

 

人々は退屈すぎて

 

何かの映像をずっと見る

 

吐き気がこみ上げる

 

好きな声を探す

 

癖のように、無意識に

 

ただそこにあるかのように

 

記憶が逃げていく

 

蛇口閉めたっけ

 

荷物をまとめて移動する

 

ゆっくり静かに壊れていく

 

何もせずにいられない

 

言わなくてもいいことを言う

 

その結果誰か隣に座る

 

ブラックホール

 

砕けたガラス

 

愛しい手のひら

 

嘘をつくことを恐れない

 

簡単でしょ?

 

夜空に笑う

 

缶ビールの匂いがする

 

日々の響き

 

ゲロをぶちまけたら笑って

 

不完全な祈りを捧げて

 

天使が落ちる絵

 

あなたの部屋に行ってみたい

 

窓辺の植物に水をやりたい

 

朝の白さに触ってみたい