2023-03-08 ■ 何故か生起され ここがどこかわからない 匂いも海も 他のものも何も 反射していく光 折れ曲がって 魂が流れていく 高いところから低いところへ 社会は忙しない 賢者タイムは終わり 終わりの始まり 時計の針は嘘をつく 想像力が空回りする あなたの目に見えるもの 木々、街、知ってる人 たわむ枝 重力に逆らって跳ね返って 動物だった頃のように 命と体温の遊び 転がる 暗い穴の底を知りたい 手紙のように 時間は展開されていく 微かなうぞめき 風が耳たぶをかすめる