日報

あるいは遺書

りゅう

虹を作ってる

 

一人で

 

月も星も越えていく

 

心配事は尽きない

 

井戸の水は枯れて

 

たくさんの羊が居場所を失った

 

ジェット機が夜空に突き刺さる

 

10年前のリストカッター

 

閉鎖されていく

 

揺らめくカーテン

 

そこにいるのはどう?

 

でっかいぬいぐるみ

 

問いかける

 

神さまの腕

 

白く、黒く、交わって

 

快楽が発生する

 

錬金術みたいに

 

深海の誘導灯

 

愛を含んだ点滅が

 

空よりも深い青

 

わたしを支配していく

 

何度も読みたい

 

存在がなくなるまで

 

糸を絡ませて

 

意図がわからなくなる

 

満たして