2023-03-01 ■ 照らす 命の夢 彼方から 映る 耳鳴りとメロディー 月明かりの歩道 LとR交互に揺らす 身体がある それを急に思い出す ジャングルジムの上で手を伸ばす 貝殻 月日が巡る 回覧板 花粉に犯され始める 手に入れては手離す 踏切で ちょっとだけ考える あれこれ すぐ忘れる 速くてもげそう 点滅、揺らめき 夢の中にいるみたいに過ぎていく 朝が来て夜が来て 顔とあいさつがあって 作業をして 道に座り込む 街灯と神社 高い建物 連れ去ってくれ、早くここから 木々のざわめき 今日は風が強い 知らない歌を歌っている 病気が進行して それさえも楽しむように