日報

あるいは遺書

りゅう

途中下車

 

さざ波がする

 

たくさんの小さな愛しい星

 

できるだけ歩いていく

 

寂しくても

 

できるだけ愛を込めて

 

詩とかを書く

 

教室の机に日が射す

 

あの埃っぽさ

 

膨らんで弾ける実

 

二度と戻れないから良い

 

それでよかった

 

2010年、2000年

 

その感情の手触りを

 

今はもうよく知っていて

 

誰かにだって話せる

 

優しくしていたい

 

柔らかな心を持った人たち

 

私たちの月日は

 

寒さで凍えて

 

圧倒的な力の前に無力だった

 

たくさんの戦争があった

 

言葉と同じくらい

 

花を飾って

 

揺らいでは遠のく

 

どっちに行っても

 

君は君のままだ

 

末端を温めるために