日報

あるいは遺書

りゅう

本を読む

 

どっかいく

 

君を理解したくて

 

波が行ったり来たりする

 

屋根がある

 

壁がある

 

古びていく

 

定期送信

 

ああ、つまらない

 

本が崩れる

 

喜びの片鱗が光る

 

身体が弛緩していく

 

今日は雨

 

ずっと向こう

 

手紙の返事をまだ待ってる

 

後悔ばかり

 

魂の帰り道

 

教えてよ

 

甘い旋律

 

お菓子みたいに

 

ゆっくり影が伸びていく

 

さようなら

 

生まれた時から知ってる歌

 

獣の皮を被って生まれた

 

悲しみを弄んで

 

青い、どこまでもそう

 

決断力もなくなって

 

流されていくだけだ

 

誰かの恐怖

 

指先に力を込める

 

私はここにいるだろうか

 

君と私は遠いままで