日報

あるいは遺書

りゅう

陽の光が目に入ってしょうがない

 

友達に会えないのも仕方がない

 

いつか死ぬならそんなに悩まなくていい

 

言葉の使い方を知らない

 

馴染みのある青が滲む

 

テレビではいつも何か出来事がある

 

記憶が全部なくなった状態を想像してみる

 

それでも俺は戦えるだろうか

 

どこにも居場所がなく屋上に行く

 

風が寒すぎる

 

でっかいため息が空を覆って

 

体調があまり良くないことに気づく

 

だから何だと思ってしまう

 

かつて関係のあった女性の顔が浮かぶ

 

顔というか、概念だ

 

生々しさではなく

 

そっと心の表面に触れてほしいと思った

 

それは生きるとか死ぬとか関係なく

 

すっとこの世界に馴染んでいくような

 

しっくり来る感じだ