日報

あるいは遺書

りゅう

今日はできそうな気がする

 

虹が光る

 

存在が存在であるための条件があるのか

 

アスファルトが冷たく

 

耳の長いロバや

 

骨だけのシーラカンス

 

泣かないで

 

強くなりたいと願う

 

日々買い物をする

 

心が壊れそうになる

 

深海の片隅の部屋で

 

窓枠の向こう

 

月明かりに照らされた鳥が

 

居心地の悪そうな羽ばたき

 

電線はどこまでも連なって

 

不思議な場所に連れていく

 

落ちているのか上がっているのか

 

意味ありげな微笑み

 

あなたにはあなたの言葉がある

 

鋭い直線

 

星を見ながら話せたらいいな

 

眠くなっていく

 

抵抗しないでいる

 

雨の記憶

 

奇妙に歪んだ学校帰り

 

それは行われたことなのだろうか

 

アイコンをタップする

 

身体の重さを支えきれずに

 

誰もがそんな恐怖の中で

 

水の迷路をゆっくりと進む

 

花模様が渦巻く

 

焦り