日報

あるいは遺書

りゅう

宇宙の端っこで

 

崩れそうな身体で

 

陽の光の中で

 

消えていく思考の中で

 

未来のことなんかどうでもいいよ

 

お茶が飲みたい

 

皮膚がからからに乾いていく

 

どこまでもコードが伸びていく

 

回転

 

最後の痛み

 

物理法則が通用する

 

図形の中に押し込められる

 

名前を呼ばれて反応する

 

ここに身体があります

 

生えてきて枯れていく

 

固有名詞を全て忘れる

 

もっと胸キュンしたかった

 

劣等感の枠の中で

 

地下の薄暗い闇で

 

bluetoothイヤホンが混線

 

君がベッドから俺を見る

 

陽の光に照らされて

 

宇宙の端っこで

 

勝ち負けで言えば負けだ

 

諦めて目を閉じる

 

酩酊する物質に侵される

 

服従する犬

 

煌めき