日報

あるいは遺書

りゅう

社会が悪いってわけじゃないけど

 

社会はおかしい

 

水彩絵の具のような空が

 

居場所をどんどんなくさせる

 

自分しか見えない塔が

 

言語がバグっていく

 

食べたり吐いたりする意味

 

その透明に足を浸して

 

遷ろっていく朝の雨

 

カーテンを開けたらまた

 

地図を忘れていく

 

起きてる時ずっとねむい

 

学校にいるとずっとしたい

 

終わりだ

 

また一つ、また一つ、少なくなって

 

なんかキーボードカチャカチャしてる音だけがキモい

 

内臓の羅列

 

怖くて言い返せなかったなぁと思う

 

あの時わかっていれば違ったかもしれない

 

この身体を通して歴史が具現化されていく

 

俺に思考させる何か

 

黒い手

 

死にたかったり生きたかったりすることに意志は関係ないということに気づいてしまった

 

だからこの言葉を綴る意味は収束させないでおく

 

その方がいいでしょう

 

それが詩だと思うから

 

肌を刺す冷たさ

 

まばらな星を君と見上げて

 

あ、と言う