日報

あるいは遺書

りゅう

やっていこうと言って別れた

 

白い息がふわりと

 

俺はまだやれるのかもしれない

 

何か意味のあることを言いたい気がする

 

祈りと祈りの間の空白で

 

曲と曲の間で

 

何となく永遠だって思う

 

戦闘機が飛び立つ

 

梢がざわめく

 

愚かな歴史を塗り替えるために

 

街がまた動き出す

 

呼びかける声が遠い

 

それはまだ遠い

 

君の目

 

オレンジ色の空がやってくる

 

運命に運ばれるように

 

静かな気配だ

 

明日の自分は痛みの中で何を思うんだろう

 

別に自殺しちゃってもいいよ

 

俺は居たんだから

 

意識した時また時間が刻まれていく

 

胸キュンしたい

 

空が遠い

 

ここに立っている

 

腹が減っている

 

大切なものは何にもない

 

ただ好きなだけだよ