日報

あるいは遺書

りゅう

過失

 

過失の果てに

 

分からないことが嬉しいんだろ

 

暴力の悲鳴

 

その指で

 

命を操作する

 

かつてそこにあったもの

 

今は海の底

 

とりあえず進む進む

 

鈍い痛み、鋭い痛み、様々な痛み

 

鳥が戦慄く

 

喜びの膜を掬う

 

自分が人間だと本当に言い切れるか

 

曇天の中を葬列は進む

 

とにかくどこかしらに向かって

 

書く行為

 

返す言葉もなく

 

一人であることを確かめ合ってる

 

自分の身体の一部を食べ続けている

 

部屋から出たくない

 

お前は人間という名前の動物だ

 

勝手に愛と呼んでいいんだ

 

世界がどう言ったって