日報

あるいは遺書

りゅう

俺はもうだめかもしれないという気がする

 

でも本当にだめになってからが始まりだと言われた

 

それならそれでどうでもいい

 

地球の上を水が滑っていく

 

鳥とか昆虫とかそういう生き物が歩いている

 

みんな仲間だね

 

カフェインが全然効いていないとおもう

 

賞味期限か耐用年数かそのどちらかが大幅に過ぎている

 

女の子の顔を見て可愛いと思うのは何故だろう

 

顔なんて所詮記号だろ

 

そんなに気負わなくていい

 

どうせ言葉じゃ伝えられない

 

音楽でトラウマを癒すことはできない

 

一時的な熱狂だ

 

射精すればそれまでだ

 

臭いベッドで

 

煙草に火をつける昔の夢

 

戦争がまだ続く

 

いやだなあとおもう

 

人の肉が焼かれる匂いをまだ嗅いだことがない

 

そんなものは知らなくていい