日報

あるいは遺書

りゅう

ああ、そうだ、日報書かなきゃ……

 

えーと、今日は晴れです

 

空気が乾燥しているし

 

窓辺は埃っぽくて

 

脳みそはおかしくなったままで

 

でも同じ気持ちが3日続いた試しはないので

 

今日か明日にはまた何かの勘違いに精を出し始めるだろう

 

そうだ、今日と明日

 

とりあえずカフェインをぶち込んで

 

自明の選択として

 

錆びついた車輪を回す

 

言いたいことは別に何もなくて

 

これも俺だったと思いたいだけかもしれない

 

水の中に浮いた油

 

日差しが斜めに差し込む

 

街がぬるぬる動いている

 

今日、もうすぐ死ぬという夢を見たんです

 

死ぬことはとても怖いことだと思った

 

底の見えない海の底に真っすぐにダイブしていくような

 

深くて暗い

 

暗くて怖い

 

これが終わりに関するイメージだろうか

 

一つ言えることは俺は今こうしている間も死に続いているということだ

 

こういう気分のとき俺は

 

なんだか人に優しくしたい気分だ

 

自分が優しくされたいからとかじゃなくて

 

本当に切実に優しくしたいし優しくする自分でいたい

 

それが自分のためでも他人のためでもどうでもいい

 

そんなにおかしなことですかね

 

でもやっぱり優しい人を利用してるんじゃないかという罪悪感もあるな