日報

あるいは遺書

りゅう

神さまの子どもたち

もういない

 

誰もいない

 

仲良しクラブはおしまい

 

解散です

 

戦争だ、紛争だ、闘争だ

 

朝7時に起きてやっていく

 

カフェインをぶちぎめて

 

きっと君もそうだろう

 

おっさんなら週末はスーパー銭湯でサウナに入って

 

いい汗流して終了したい

 

そういえば職場で泣いたことがある

 

それを思い出す

 

みんなが俺に気を遣った

 

お前はどうにもならないよ

 

お前はどうにもならないよと言い聞かせる

 

居場所を心の中に持て

 

卵の殻を叩きつける

 

実家がもうない

 

時を刻み続ける

 

無意味な練習をし続ける

 

寝ざめがあまりよろしくない

 

変な夢ばかり見る

 

これを現実と呼んでいいのか

 

檻の中の熊

 

町田のミーナの前にいる

 

虚空に話し続けるおっさん

 

図書館行く時たまに見る

 

とても楽しそうに、打ち解けた笑顔で

 

心の隙間に虚無が入り込む

 

液体のように満たす

 

酒も大麻もくだらなくて臭いからやらない

 

くだらなくて臭いものばかりで構成されているこの身体

 

お金を支払って

 

お金を支払って

 

お金を支払って

 

呪文を唱えます

 

挨拶もできない人間はクズだという

 

俺はコンビニ店員と目も合わせられない

 

可愛すぎて眩しいから

 

可愛すぎて眩しいから

 

可愛すぎて眩しいから

 

本気の首絞めセックスについて考えてる

 

人生の元を取りたい

 

とぼとぼ帰る冬の朝

 

精子を吐き出すことに飽きてきている

 

機械のように

 

孤独中年男性のように

 

虐待された子どものように

 

あるべき姿に押し込められる

 

ここにいていいのかいつもどうしてもわからない

 

被害者にも加害者にも簡単になれる

 

君が思っているよりも遥かに簡単に

 

記号のような世界では

 

人間であることに疲れている

 

夏のことをもう思い出せないでいる

 

あの人は今も元気だろうかと考えている

 

これは果たして歌にするほどのものか

 

地下の暗いライブハウスで

 

バカみたいにでかい音で

 

大人の皮を被った子どもたちが無邪気に踊る

 

何かに深く傷ついた子どもたち

 

神さまの子どもたち

 

自転車をかっ飛ばしたい

 

冷たい風の中を

 

無限の空を

 

そうして今までに出会った全ての人たちを忘れる

 

ギターの弾き方を忘れる

 

お箸の持ち方を忘れる

 

地球の公転周期や光の速度や

 

あの子の顔や声も忘れる

 

物語はこれで終わり

 

打ち寄せる波も今日で終わり

 

それでも何か書き残してることがあれば

 

いつかまた拾いに来て