日報

あるいは遺書

りゅう

まだ人生を繋ぎ合わせてる

 

コーヒー片手に街を徘徊

 

曇り空の下

 

シーサーと龍が佇む

 

どんなに遠くに居ても

 

潮風を感じられる

 

心なしか緑が濃い

 

平和への願いと破壊フェチ

 

船はだんだん遠ざかっていく

 

おじいちゃんはハンモックでラジオ聞いてる

 

照らす

 

車の男がちょっと冷えますねと言う

 

だが部屋の中は生ぬるい

 

コンビニの外国人が優しい

 

何となく今日は白い

 

何がどうなってもどうでもいいんじゃないかという気分になっている

 

戦車が入城する

 

洗濯物はまだ揺れてる

 

鳥居が夕日に照らされている

 

あなたと私の思い出は焼かれる

 

綺麗な炎だ

 

これが節目だ

 

カレンダーの枠線に区切られてやっていく

 

澄んだ子どもの目が見つめている

 

優しさも強さも

 

この身体を通り過ぎていく

 

冷えきった手を温めて