日報

あるいは遺書

りゅう

おはよう

 

またここにきたね

 

真っ青と白い朝

 

宇宙の光景

 

鏡の世界と同じ世界

 

寒いかい

 

雫を落とす

 

ノイズが走る

 

エデンの園

 

できる限りの言葉を探す

 

身体の中から

 

生えてくる

 

新しい器官が

 

鈴の音を鳴らす

 

洗濯物が揺れている

 

慣性と引力の関係で

 

そして今日もコーヒーを飲む

 

この世界のルールをとっぷりと肺に入れて

 

でも今日がその深度に達する前に

 

そうだ、

 

音じゃない音楽を想像して

 

小さな花畑に佇む

 

あなたの笑顔が

 

強度を持つとき

 

光を手のひらに載せて

 

廃墟の公園で待ち合わせしよう

 

ファンタグレープを飲みながら

 

その勇気を讃えよう

 

血が温かくなる

 

眠るために

 

空を滑る鳥

 

その軌跡を

 

今はこうして立ち上がって眺める

 

あなたの歴史を愛している

 

言葉が言葉がじゃなくなる時まで

 

無責任に信じていく

 

俺はもう子どもの眼差しを恐れない

 

未来の先端を研いでいる

 

その横顔は白く輝く