日報

あるいは遺書

りゅう

君の手を引く

 

透明な暴力

 

日々の泡

 

帰れなくなる

 

夢を見ている

 

坂を駆けおりる

 

日がさす

 

誰か教えて

 

言葉の羅列が痛い

 

積み木が崩れる

 

白すぎる部屋で

 

質問に答えている

 

置いていかないで

 

鳥が空を滑る

 

またあの匂いだ

 

寄せては返す

 

くだらない歌

 

勇敢な歌

 

寝返りを打つ

 

苦しい

 

じっとしている

 

瞼の裏の模様

 

誰かがやってくる気配

 

無視する

 

ちいさくなって

 

煙草が吸いたい

 

動かない虫

 

光がやってくる

 

残酷なほど強い

 

やまない

 

知らせる

 

景色から離れる

 

鈍くて重い黒い流れ

 

バイトをする

 

勝手にやってる

 

車が通り過ぎる、何台も

 

何か言われて返事をする

 

確かめるためにここにいるのか

 

ずっと

 

それは

 

おかしい

 

ままで