日報

あるいは遺書

りゅう

ひとひら預かる

 

与作は木を切る

 

りゅうはプログラム書いてる

 

鳥がぴよぴよ鳴く

 

騒々しい世界で

 

女はパンケーキ食べたいとのたまう

 

流れ去る彼方へ

 

問題を抱えてる

 

窓辺の光に照らされて

 

埃がきらきら輝いて

 

あの人は今日も元気に生きている

 

戦闘機が基地から飛び立つ

 

勇ましく

 

慎ましく

 

お湯がこんこん湧き出てる

 

今こうしている間にも

 

すごい速度で惑星が回っているなんて

 

昔の人は知らなかっただろう

 

日差しのさし方が変わっていく

 

車の列が流れていく

 

雲一つない空

 

調和していく

 

破滅に向かって

 

暗い考えを延々と巡らせて

 

結果言うべき言葉が見つからない

 

三つ編みが揺れる

 

ホットカーペットあったかい

 

お寿司が食べたい

 

あるべきものがあるべきところにある世界で