2022-12-26 ■ 人が人であるためには 大したことはないのかもしれない きらきら光る どっちでもない 今朝の夢の続きを期待している いつか戦争が終わったら 細胞の静けさをもう一度 食べて 手を繋いで歩く 不安なまま歌う 今日を始めるための儀式 聞こえない雨 濡らす、奪う 死んだ花を飾ってる 冒険しようと子が言う あんなことがあったのに君は 線路はまっすぐだ どこまで伸びていくつもりだろう 無秩序な植物みたいに 天と地の境目にへばりついている 全部夢なら 水の流れに手を浸す あなたの歌をあなたが歌って てくてく歩く 歩道橋の向こうは知らない町 光の形が見えない ちょうど飛んでいく鳥