日報

あるいは遺書

りゅう

鈍い頭

 

夜が滑り込んでくる

 

ぬるっと

 

ぎごちなく

 

こんなに寒いと暖房をつけなければならない

 

小さい

 

落ち着きなくうろうろする

 

動物

 

匂いに敏感

 

埃が舞ってる

 

俺を傷つける

 

体温が上昇する

 

流れに身を任せる

 

変態だ

 

大変な

 

細い

 

 

入り口と出口が繋がっていない

 

これは比喩

 

どんどん時間が流れる

 

ちょっと横になる

 

機器の音

 

呼吸がしづらい

 

湖の底

 

誰もここには来られない

 

あの人あんなに深く潜って

 

もう出られない

 

もう出られない

 

魂の実在を考えてみる

 

まだ光だった頃

 

たくさんのものが混ざり合っていた

 

それは不快ではない

 

でも

 

言葉で言い表せないことに言及したい

 

脳がドライブする

 

泡が消えていく

 

喉の奥に埃がべっとり張りついてる

 

夕陽の残り香

 

途中まで来た

 

あるいは果てまで

 

時間も奥行きも失くして

 

ただこのように螺旋を描く存在

 

それは美しいあるいは醜い

 

そうとしか言いようがない

 

目を閉じるしかない