■
召す
mess
雌
心臓をギリギリと締め上げられる
隙間にいるんだ
オレンジ色が横顔を照らす
何もかも光で濡らすように
毎日何食べるか迷う
真っすぐの道を歩く
車が通り過ぎていく
誰か見つけて
夢の記憶みたいな曖昧な輪郭
繋がっているのか
messed up
白紙を埋める
存在を発見する
船が流されていく
キラキラしている
瞼の裏にまでこびりつく
待って
行かないで
流れ出す何かの歌
雰囲気
小さな人たち
じっとしていられないから
日曜日の朝
別れるために出会うの
もう遅いと分かっていながら手を伸ばす
そうすることで存在を発見する
大事なものを壊しちゃった
泣けばいい犬みたいに
螺旋を描いて落ちていく暗い水の底
バラバラになりたいと願う
誰かの声
出会うために別れたんだ
細胞の一つ一つまで染みわたる
抱きしめる腕もない