日報

あるいは遺書

りゅう

冬の一日

 

風邪をひいてしまいました

 

書け

 

アニメ見ろ

 

流れ出る広告

 

血が痒い

 

天高く

 

子どもの声帯

 

イメージの奔流

 

宙ぶらりんな感じ

 

友達に会いたい

 

季節よりも奇跡よりも

 

ただひたすらに音の連なり

 

繋ぎ合わせる

 

縫い合わせる

 

照らし合わせる

 

痛みを重ねる

 

気持ち悪くて気持ちいいね

 

さらさらさら

 

人生もう一回やり直させてやろうか

 

過去から現在に飛び込んできた惑星

 

朝ごはん

 

apple musicやyoutubeにはない曲もちゃんと聴きたい

 

変な箱

 

信号機の上で烏が鳴いている

 

そうだ、ちゃんと意味がある

 

意味を感じられる魂を持ってる

 

確認のための芸術

 

確認していたい俺とお前がここにいることを

 

海の鼓動

 

血が乾く

 

振り返らない

 

空中に漂う言葉を両手で受け取る

 

容れ物という容れ物が溶けて流れ去り

 

誰かの大切なものが陽の光を受けてきらきらと輝く

 

お前の物語

 

小さな確信を抱いて

 

今日は遠くに行けそうな気がする

 

そう思いながら家事をやっている