2022-12-02 ■ さらさらと白い呼吸 病みつつ もう一度分かっていたい 分かったよ 車を降りる 歩いていく 灯りが眩しい 夏の空みたい 空を泳いでいくかもめ 0と1とその間を泳ぐ かつてここにはなかったもの 地面から生えて伸びていく 日付の幻影 小さな白い手 私はかつてあなただったのかもしれない 上手く思い出せない 記憶のやりとりをする サイゼで間違い探しをする あの道をもう一度歩いてみる 降る 古びたアスファルト その隙間から生えて伸びる 私たちは、本当は、宇宙を漂っている 波長の帯として 無数の星々 それを渡して 波が打ち寄せる 今日の家