日報

あるいは遺書

りゅう

微睡むような


ラジオの声


ブロック積み上げる


身体の力を抜いて


昔からここにある祠


綱渡りを続ける


黄金と橙


ずっと見ていたい


帰るまで


便りがくるまで


バスに揺られる


2時の虹


ぽっかりあいた穴


手に取る


歩道橋から見下ろす


くっついては離れる


冬が近づいてくる


染み


不安げに


耳鳴りに合わせて


どこにでもいる