日報

あるいは遺書

りゅう

小さな


あああ


森を抜けて


同じことの繰り返し


そんなに嫌?


呼吸の膨らみ


太陽の栄養


もっと近くで


射貫かれて


あなたはどこにもいない


どこまでも伸びていく白


始まり


確かに


浮ついた炭酸が飲みたい


うわ言を言って生きたい


誰もがいつかは自由になる


恐竜だった頃から


微細な感覚


どこにでもあるもの


時間


夢を見る


遷ろうもの


たんぽぽの綿毛


今日を実行する


柔らかく折れ曲がる一枚の紙


影が射して


依拠している


風が吹いてその風に乗るために


新しく命が造り変えられていく


開くまで帰ろう


太陽の周りを廻る


孤独を許されている


あの感覚の近くに棲む


水の泡