日報

あるいは遺書

りゅう

自由

膨らんでは弾ける


呼吸


影の濃淡


だんだん集まる


子どもが駆けていく


瞳の奥


雲が晴れていく


ねえ、呼ぶ


全てが全てであるために


一歩ずつ鍵盤を押していく


今日から明日へ、明日から昨日へ


飛び回る


自由に


空気の抵抗


光の屈折


まだ足りない


こんなものじゃない


愛が満ちていく


どこからか


花の名前、星の名前


もっといっぱい知りたい


なぜまた出会えたのか


問いかける、呼びかける


くるくると廻って


何度も入れ換わる


立場や役割


男と女


内側と外側


言葉やそうじゃないもの


世界が見える


星が巡る


悲しみ、喜び


誰かの匂い


またここに帰るだろう


水飛沫


風が髪を揺らす