日報

あるいは遺書

りゅう

調和


会いたかった人


光の行列


山脈が白く霞む


二本足の連続


ひらがなで行く


土埃


丸くなる


大切な家族


自由の奴隷


病院の白


今日を生き抜く


欲しいものがなくなる


誰かになりたかった


断りづらい誘い


にこにこする


誰とも上手くいかない


移動していく


まだ読んだことのない本が沢山ある


二つの振動が共鳴する


右、左


記憶の綱渡り


もうどこにも行かなくてもいい


夕日の射す場所で白っぽくなる


静止しながら猛スピードで運ばれる


通り過ぎていく影、影、影


どこまでも続く


同じことの繰り返し


トンネルを抜けたら海


僅かばかりの高揚を分け合いたい


太陽が高く高く昇る


心の形がぐにゃぐにゃと曲がる


手に手を重ねて


そんなに無理しなくていいのに