日報

あるいは遺書

りゅう

青い星

生命の源


渦を巻くように


連鎖していく


とめどなく


雨が降る



急にやってくる


膜をすり抜けて


細胞が受け入れる


てんとう虫


輝き


青い星


笑っていた


いつかこれも笑い話になる


誰だろう


ちゃんと知りたい


計算式


お願い


病院の白


呼吸を深くする


蔦がどこまでも伸びていく


自転車に絡まって


スープが冷める


本能に突き動かされて


瞳に光が戻る


本能って何だ


頁がはらはらとめくれていく


黒髪


調子に乗った子どもの自分


分割された記憶が刺さる


グラウンドの真ん中に立って


待っている、舞っている


空とも地面とも繋がる


ここにいるから