日報

あるいは遺書

りゅう

広く


木の葉が揺れる


髪飾り


蝋燭の灯り


丘から見下ろせば


半分だけくっきりとする


影のように


数式を解く


あなたの中のわたし


交通事故で死んだ


まだ足りないのに


順番に押していく


手術台の上で


スキップをする


見たくないもの、聞きたくないこと


縛られていたい


ペンを持つ


喜びの暇


ムカつかない?


物語が進行する


母親の腹の中で


歯並びのことを言われる


ゆっくり行こう


探している最中


光が未知ている


お金がないと何も買えない


他のものは何もない


風景を諦めたくない


信じられないスピードで


辺りはもうすっかり夜で


大切なことを忘れてしまう


傷つけた分傷つく


お終い


そうしてまたここにある