日報

あるいは遺書

りゅう

青い夕焼け

ある記憶が跳ねる


白い窓


木の葉


どちらでもないもの


コーヒーを飲む


嵐になる


太陽の周りを回転する


どんなふうに呼ぶ?


青い夕焼け


さようなら


怖かった


子どもの心で


命を食べる


排水溝が渦を巻く


慎重に生きる


まばたき


今はゆっくりと考えていたい


どこにも行けなくても


星が遠い


何か間違える


声を拾う


透明な布


今日初めて友だちができた


細胞膜を浸して


反響する5時の鐘


言葉が染みつく


何万年も凍りつく


両手を伸ばして


触れたら


変えたい


帰りたい


図書館に行こう


もっとたくさん知りたいから


命の岸で