日報

あるいは遺書

りゅう

誰かの誕生日


元の場所に戻る力


夜のひまわりが風にそよぐ


煙草に火をつける


このまま消えたい


鏡を砕く


透明な気の流れ


宇宙のどこかに繋がっているという紐


手繰り寄せて


頑張る


空中にいるような気分


屋上から地面までの


今は自由だから


やりたいことをやる


土の声


誰かの誕生日


生活は続く


誰にも会いたくなくても


やって来る


謝れと言われ謝る


呼吸を整える


選択は1秒ごとにランダムに変わる


壁にぶつかってはよろめく


後悔


体育座りのまま


足りない


どうしてもできない


どこにいるんだろう


早く帰りたい


悲しい気持ちになる


季節の始まりを肌で感じる


水の流れる音


木漏れ日の揺らめき


途方もない